豆選びから計量まで

一杯の土台になるのは、使う豆の香りや状態です。国ごとの味の傾向だけでなく、豆自体の品質と、自分が飲みたい風味に注目して選びます。
選んだ豆は、スケールで一杯分を量ります。かおゆたの一杯は粉10g、お湯160mlが基本です。豆を挽いた後も粉を量り直すと、毎回の条件をそろえやすくなります。
詳しくは、02|コーヒー豆のお話、03|スケールを使い正確に量るをご覧ください。
挽き目と器具を整える

ミルで豆を粉にし、それぞれの豆の香りや味に合わせて挽き目を調整します。挽き目を少し変えるだけでも、味の出方は変わります。
粉の準備ができたら、サーバーを置き、その上にドリッパーを安定させます。ドリッパーが違うと、コーヒーの風味も変わります。実際に淹れて飲み、自分好みのドリッパーを見つけていきましょう。
詳しくは、04|挽き目を調節する、05|サーバーとドリッパーについてをご覧ください。
ペーパーと湯温を整える
ドリッパーに合うペーパーを広げてセットしたら、一度お湯を通してペーパーの匂いを落とします。サーバーに落ちたお湯は捨ててから淹れます。
湯温は、沸かしたお湯をデジタル温度計で量ります。かおゆたでは現在89℃を基本にしています。毎回同じ温度にそろえると、ほかの工程を変えたときの差が分かりやすくなります。
ペーパーの選び方と準備は、06|ペーパーとペーパーリンスについてで詳しく紹介します。
蒸らしと注ぎ

粉全体に少量のお湯を注ぎ、少し待ちます。かおゆたの基準は40mlを注いで約1分。蒸らしで置く時間を変えると、一杯の濃度感も変わることがあります。
蒸らしが終わったら、残りのお湯を数回に分けて注ぎます。かおゆたでは40ml・60ml・60mlの3回に分け、合計160mlを注ぎます。コーヒーがサーバーへ落ちたらドリッパーを外し、サーバー内を軽く混ぜて完成です。
工程をそろえる意味
ここまでの工程を、毎回できるだけ同じ条件でそろえておくと、何かを変えたときの違いに気づきやすくなります。特に湯温と挽き目は、少しのずれで味が大きく変わりやすい工程です。
この記事のまとめ
まとめ|ハンドドリップの工程
第1章の簡単な手順を、豆・計量・挽き目・器具・ペーパー・湯温・蒸らし・注ぎの順で詳しく見直しました。
一つひとつは難しいことではありませんが、条件をそろえることで、変化の理由がつかみやすくなります。次の記事から、各工程を一つずつ取り上げていきます。まずは、味の土台になる「コーヒー豆」について、もう少し詳しくお話しします。

