コーヒーに詳しくなくても大丈夫
コーヒー豆のお店には、産地、品種、精製方法、焙煎度など、初めて見る言葉がたくさん並んでいます。
全部を理解してから選ぼうとすると、少し難しく感じるかもしれません。
でも最初は、国ごとの味の違いや、細かな焙煎度の名前を説明できなくても大丈夫です。
お店の人に相談するときは、専門用語ではなく、自分が飲みやすいと感じる味を伝えてみましょう。
最初に伝えたいのは「酸味」と「苦味」

豆選びで分かりやすい基準になるのが、酸味と苦味です。
- 酸味のある明るい味が好き
- 酸味は少し苦手
- 香ばしくて苦味のある味が好き
- 苦すぎない、やさしい味が飲みたい
このくらいの伝え方で十分です。
一般的には、浅煎りは酸味を感じやすく、深煎りになるほど苦味や香ばしさを感じやすくなります。
ただし、同じ焙煎度でも豆によって味わいは異なります。迷ったときは「酸味が好きか、苦手か」から相談すると、候補を絞りやすくなります。
焙煎度については「浅煎り・中煎り・深煎りの違い」でも詳しく紹介しています。
「あっさり」か「しっかり」かも伝えてみる

酸味と苦味に加えて、飲み口の好みも豆選びの手がかりになります。
軽やかに飲めるコーヒーが好きなら「あっさり」。コクや飲みごたえが欲しいなら「しっかり」と伝えてみましょう。
味を細かく表現しようとしなくても、飲みたい場面から相談できます。
- 朝にすっきり飲みたい
- おやつと一緒に楽しみたい
- 香ばしく、しっかりした味が好き
- 毎日飲みやすいものがいい
「どんな味が好きか分からない」という方は、普段どんなコーヒーを飲んでいるか、ミルクや砂糖を入れるかを話すだけでも大丈夫です。
好きな味が分からなければ、苦手な味から
好きな味を言葉にするのが難しいときは、苦手な味から伝えてみましょう。
「酸っぱいと感じるコーヒーは苦手」「苦味が強すぎるものは飲みにくい」といった言葉でも、豆を選ぶための大切な手がかりになります。
最初から一つの正解を当てる必要はありません。おすすめされた豆を飲んでみて、「もう少し軽い方が好き」「次は少し苦味が欲しい」と伝えていけば、自分の好みが少しずつ見えてきます。
豆のままか、粉にするかも相談できます
ミルを持っていない場合は、「家にミルがありません」と伝えれば、お店で粉にしてもらえることがあります。
そのときは、ハンドドリップやコーヒーメーカーなど、普段使っている器具も一緒に伝えましょう。器具に合わせた挽き方を相談できます。
最初から道具をすべて揃えなくても大丈夫です。まずはお店で挽いてもらった粉から始め、もっと楽しみたくなったときにミルを考える方法もあります。
ミルについて迷ったら「コーヒーミルは必要?」も参考にしてください。
お店の人と一緒に好みを見つけよう

コーヒー豆を選ぶとき、お客さまが完璧に好みを説明する必要はありません。
分かる範囲で答えながら、お店の人と一緒に候補を絞っていけば大丈夫です。
一度飲んでみたあとの感想を伝えると、次はさらに好みに近い豆を提案してもらいやすくなります。
豆を選ぶ時間も、コーヒーを楽しむ時間の一つです。分からないことを気にしすぎず、気軽に相談してみてください。
店主のひとこと
よくある質問
好みがまったく分からない場合は、何と伝えればいいですか?
「初めて豆を買います」「飲みやすいものが欲しい」と伝えるだけでも大丈夫です。普段飲んでいるコーヒーや、ミルクを入れるかどうかも豆選びの手がかりになります。
産地を指定した方がいいですか?
最初から産地を決める必要はありません。まずは酸味や苦味、あっさり・しっかりといった味の方向から選ぶ方が分かりやすいでしょう。
おすすめされた豆が好みに合わなかったら失敗ですか?
失敗ではありません。「少し酸味が強かった」「もう少しコクが欲しい」という感想が、次の豆選びの手がかりになります。
ミルを持っていなくても豆を買えますか?
お店で粉にしてもらえる場合があります。使っている抽出器具を伝え、器具に合う挽き方を相談してみましょう。
まとめ|普段の言葉で伝えれば大丈夫
コーヒー豆を選ぶときに、難しい専門用語は必要ありません。
- 酸味が好きか、苦手か
- あっさりか、しっかりか
- いつ、どんなふうに飲みたいか
- ミルクや砂糖を入れるか
- 豆のままか、粉にしてほしいか
分かることを一つ伝えるだけでも、豆は選びやすくなります。
最初から自分の好みが分からなくても大丈夫。一杯ずつ飲みながら、自分に合う味をゆっくり見つけていきましょう。

