「豆の何倍」で考える
豆とお湯の量は、豆の重さに対して、お湯を何倍使うかで考えると分かりやすくなります。考え方は、意外とシンプルです。
- 豆10g・お湯150mlなら15倍
- 豆10g・お湯160mlなら16倍
- 豆10g・お湯170mlなら17倍
倍率が小さければ濃い方向へ、大きければ軽い方向へ。まず豆の量を決めると、計算も調整もシンプルになります。
15倍・16倍・17倍を飲み比べる

基準を決めるときは、豆の量をそろえ、15倍、16倍、17倍とお湯の量だけを変えて、一杯ずつ飲み比べました。
15倍はしっかり、17倍は軽め。その中で、一番おいしいと感じたのが16倍でした。
それで、かおゆたでは豆10gに対してお湯160mlを基準にしています。
もちろん、16倍がすべての人に合うわけではありません。コーヒーは好みが分かれる飲み物です。まず基準があれば、そこから自分の好きな濃さへ調整しやすくなります。
まずは豆10g・お湯160ml
初めて試すときは、豆10gとお湯160mlを量って、一杯淹れてみてください。かおゆたでは、まずここから始めます。
飲んでみて「少し濃い」「もう少ししっかりさせたい」と感じたら、次の一杯でお湯の量を調整します。最初の量をそろえておくと、味の違いを比べやすくなります。
基本の注ぎ方は「はじめてのコーヒーの淹れ方」で紹介しています。
豆を固定し、お湯で調整する

かおゆたでは、濃さを変えたいときも豆の量は一定にし、お湯の量を調整します。
- 濃いと感じるとき:お湯を少し増やす
- 薄いと感じるとき:お湯を少し減らす
迷ったら、まず10mlずつ。豆10gを固定したまま飲み比べると、違いを確かめやすくなります。
味の強さではなく、苦味や渋みなどが気になる場合は、量だけでなく挽き目も確認します。「コーヒーの挽き目で味はどう変わる?」も参考にしてください。
何か一つを固定する
豆の量も、お湯の量も、温度も、挽き目も一度に変えると、味が変わった理由が分からなくなります。
全部をいっぺんに変えると、調整が迷宮入りしてしまうんですよね。
今回は豆の量を固定し、お湯だけを動かす。それで好みに近づかなければ、次に挽き目を試す。このように順番を決めると、うまくいかなかったときも戻しやすくなります。
条件を固定する考え方は「お湯の温度でコーヒーの味はどう変わる?」でも紹介しています。
2杯分は単純に2倍

2杯分は、単純に2倍。かおゆたの淹れ方では、豆20g・お湯320mlにします。
考え方が変わらないので、人数が増えても迷いにくくなります。
これはあくまで僕の感覚ですが、一度にある程度まとまった量を抽出した方が、おいしく感じることがあります。機会があれば、1杯分と2杯分の違いも試してみてください。
店主のひとこと
まとめ|まずは1:16を基準にする
豆とお湯の量は、自分の好きな濃さを探すための分かりやすい基準です。
- まずは豆10g・お湯160mlから始める
- 15倍・16倍・17倍を試し、かおゆたでは16倍を選んだ
- 豆の量を固定し、お湯の量で濃さを調整する
- 一度に複数の条件を変えない
- 2杯分は豆20g・お湯320mlにする
まずは1:16から。それで大丈夫です。飲んでから少しだけ変える。その繰り返しで、自分にちょうどよい濃さが見つかります。

